日本各地の自治体では、子育てしやすい街づくりを目指して、さまざまな支援をおこなっています。
大阪府高槻市も例外ではなく、子育て中の家族に対するいろいろな支援制度や事業を進めています。
そこで今回は、高槻市がおこなっている児童手当や医療費助成などの制度について、そして子育て中の家庭に向けた各種教室の実施状況などについてご紹介していきます。
高槻市は医療費助成など子育て支援制度が充実
高槻市では、中学校を修了するまでの児童の養育者に対する児童手当をはじめ、いろいろな子育て支援の助成金を用意しています。
「子ども医療費助成制度」では、高槻市内に住んでいて健康保険に加入している18歳までの児童を対象に、入院、通院など保険診療費の助成をおこなっています。
助成の対象は、通常の患者負担額の一部のみを自己負担額とし、それを差し引いた額です。
ただし、健康診断や予防接種などは助成対象外なので注意してください。
また、「ひとり親家庭医療」の制度では、ひとり親家庭の経済的負担を軽減し、安定した生活と健全な児童育成を支援するべく、医療費の一部を助成します。
対象となるのは18歳までの児童と、その児童を養育している父、母、または養育者です。
ただし、前年の所得が定められた所得限度額未満であることや、健康保険に加入していることなどが要件となっています。
さらに高槻市では、高度難聴児の人工内耳装置に関する費用を助成する「人工内耳装置等購入費助成」や、未熟児として生まれた乳児の医療費を市が負担する「未熟児養育医療給付」、生後6か月から小学生までのインフルエンザ予防接種費の一部助成など、いろいろな児童を対象とした助成を進めています。
子育ての強い味方！高槻市の育児支援教室に出かけよう！
高槻市では、子育て支援のための各種教室も開催しています。
離乳食開始時期の乳児を育てる保護者を対象とした「もぐもぐ教室」は、離乳食の始め方や進め方など、初めての離乳食に対する疑問にこたえてくれる教室です。
基本的に毎月2回開催されています。
離乳食から幼児食へとシフトしていく生後8から11か月の乳児を育てる保護者には、月1回程度開催の「ぱくぱく教室」もありますよ。
また、妊娠、出産による体調不良や育児によるストレス、もしくは多胎児の出産で育児のサポートが必要という保護者に対しては「産前・産後ママサポート事業」も。
これは、各家庭に支援員が訪問し、保護者の相談にのったり、育児の手伝いをおこなうというものです。
利用回数や派遣時間などに制限はありますが、無料で利用することができますよ。
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