料理をするときやお風呂に入るときなど、毎日の生活にガスは欠かせないものです。
そのガスには、プロパンガスと都市ガスの2種類があるのをご存じですか？
今回は、賃貸物件を探すときにもよく耳にするこの2種類のガスについて解説していきます。
賃貸物件を借りるなら知っておこう！プロパンガスと都市ガスの特徴や違い
同じ役割をするガスですが、プロパンガスと都市ガスにはどのような違いがあるのでしょうか。
プロパンガス
プロパンガスの原料は液化石油ガスで、プロパンやブタンなどが主なものになります。
中東のカタールやアメリカから輸入しています。
プロパンガスは、液化したガスをボンベに充てんし、そのボンベごと各家庭に配るシステムになっています。
そのため、プロパンガスを使用している戸建てやマンション、アパートは敷地内にガスボンベが設置されています。
プロパンガスは空気よりも重いため、ガス漏れした場合は低い場所に溜まっていきます。
都市ガス
都市ガスの原料は天然ガスで、メタンが主なものになります。
カタールやオーストラリア、マレーシアから輸入しています。
都市ガスは道路に埋められたガス導管を通して、各家庭に配るシステムになっています。
そのため、都市ガスを使用している場合は敷地内にガスボンベを設置する必要がありません。
都市ガスは空気よりも軽いため、ガス漏れした場合は天井に近い高い場所に溜まっていきます。
賃貸物件を借りるなら知っておこう！プロパンガスと都市ガスのメリット
プロパンガスのメリット
プロパンガスは、ガスボンベに充てんすればどこへでも運んで使うことができるので、ガス導管が通っていない地域でも利用できます。
また、二酸化炭素や硫黄酸化物の排出が少ないため、地球に優しいエネルギーです。
各家庭に配るシステムになっているので、災害時には個別に点検をするだけで早い時期に復旧することができ、被災地でも高い頻度で使われています。
都市ガスのメリット
都市ガスは、「プロパンガスに比べて料金が安いこと」「敷地内にガスボンベの設置場所を用意しなくてもいい」のがメリットです。
また、高い場所にたまる性質があるため、ガス漏れをしたときに換気しやすく引火しにくいので安心です。
