大阪は、「天下の台所」とよばれたように、食文化が栄え、大阪独特の野菜が多数ありました。
しかし、戦後、生産性の向上に重きがおかれ、伝統ある野菜は減ってしまいました。
そして現在、歴史ある野菜のよさを見直そうと「なにわの伝統野菜」として認定されている野菜が、2021年6月時点では18品目あります。
ここでは、そんな伝統野菜の1つを含む、茨木市の農業特産物についてまとめました。
茨木市の農業特産物とは?
茨木市の代表的な3つの農業特産物をご紹介します。
三島独活(みしまうど)とは?
江戸時代から続く伝統農法で作られる「なにわの伝統野菜」の1つです。
茨木市を中心とした三島地区で生産されており、収穫時期は2月から3月です。
一般的な軟白うどと比べて、白く、アクが少なくて柔らかく、みずみずしくて甘いため、人気です。
しかし、育てるには高い技術が必要であり伝承が難しく、現在は1人しか生産・販売をしていない貴重な野菜となっています。
見山大甘青とう(みやまおおあまあおとう)とは?
農家の高齢化が進み、軽量で栽培しやすい品目として注目され、栽培が始まりました。
果肉が厚くて、辛みがなく、ピーマンのような独特のにおいがないため、お子さまでも食べやすいと好評です。
出荷時期は、7月下旬から10月下旬頃です。
見山の赤しそとは?
茨木市中山間部の見山地域の農業特産物です。
見山地域は、昼夜の気温較差が大きく、赤しその色が冴えるため、梅干しや梅漬けの色上がりが鮮やかになるといわれ重宝されています。
出荷時期は、6月中旬から7月上旬頃です。
茨木市の農業特産物の購入方法~朝市・青空市や直売所~
朝市・青空市
地場で採れた新鮮で安全な農産物が販売されています。
開催日や時間などは、茨木市農協にお問い合わせください。
de愛・ほっこり「見山の郷」
地元で採れた新鮮な野菜やお米、その他の地場産農林産物が販売されています。
「龍王みそ」や、見山の赤しそを使った「赤紫蘇サイダー」などの人気加工品も販売されています。
●所在地:茨木市長谷1131番地
●営業時間:9時から17時(11月から3月は、9時から16時)
※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、営業時間縮小中(2021年6月時点)
●定休日:火曜日、年末年始
●駐車場:約30台
JA茨木市農産物直売所みしま館
地域の情報発信拠点として、茨木市農産物及び加工品を中心とした、安全・安心で新鮮な農畜産物が販売されています。
●所在地:茨木市庄2丁目26-22
●営業時間:9時半から18時
●定休日:水曜日、年末年始
※毎週金曜日にJA茨木市南支店にて出張販売も行われています。
●駐車場:なし(駐輪場あり)
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