賃貸住宅で害虫が出る場合、どうしたらいいのか分かりますか?
「害虫が出る原因や対策」、「害虫駆除を業者に頼む際の費用の負担はどうなるのか」「階層によって害虫が出る頻度は異なるのか」など、知りたいことがいろいろとあるかと思います。
ここでは、それらが解決できるよう、賃貸住宅の害虫に関する内容について、まとめました。
賃貸住宅で害虫が出る原因や対策
害虫が出る原因
害虫は、玄関や窓の隙間から侵入したり、外と繋がっている通気口や換気扇を侵入経路としたり、衣服や持ち物に付着して部屋の中に侵入します。
そして、賃貸住宅の場合、築年数が古いと雨漏りなどが原因で白アリが発生します。
長年、結露を放置していることにより、カビが発生しやすい状況となっていることもあります。
また、以前住んでいた入居者が不衛生に部屋を使用していたことが原因で、害虫が発生していることもあります。
ほかにも、上下階や隣に住む方がごみを溜めていると、においにつられて虫が集まってくることがあります。
害虫対策
●害虫の侵入経路をふさぐ
「排水管のパイプ」「キッチンや洗面所、風呂、ベランダなどの排水口」「エアコンの開口部やエアコン室外機のドレンホース」「通風孔や換気扇」「玄関や窓の隙間」などの害虫の侵入経路をふさぎましょう。
今は100円均一ショップなどで、手軽に上記のような侵入経路を遮断する便利グッズが売られているため、それらを利用してみることをおすすめします。
●害虫を駆除する
防虫剤などを使って、害虫を駆除します。
ただし、たとえばゴキブリの卵などは殺虫剤では駆除できないため、ホウ酸団子などの独餌を使用するなど、それぞれの害虫にあった駆除方法が必要です。
●ミントなどの香りを利用する
ミントなどのハーブ系の香りを嫌う害虫が多いため、それらを活用して、害虫を寄せ付けないようにします。
●害虫駆除業者に相談する
大量に害虫が発生している場合などは、害虫駆除業者に依頼しましょう。
賃貸住宅で害虫が出る場合に害虫駆除にかかる費用負担
害虫が大量に発生している場合など、専門の害虫駆除業者への駆除を依頼した場合の費用は、基本的に借主負担となりますが、条件によっては貸主側が費用を負担するケースもあります。
たとえば、建物の老朽化や水まわりの排水管のトラブルが原因で害虫が発生している場合などは、借主負担となります。
賃貸住宅の階層と害虫が出る関係
害虫は、地面や、地面に近いところで活動することが多いため、階層により発生頻度が異なります。
上層階であればあるほど、害虫の発生頻度は低くなります。