「思ったより水圧が出ず、お湯や水が少ししかでない」「圧が弱すぎて髪の毛が洗いにくい」などお悩みの方、困っている方は多くいます。
とくに賃貸物件は、ホースの内径の太さが戸建てやマンションに比べて細いケースが多く、物足りなさを感じる方は少なくありません。
そこで今回、シャワーの水圧が弱い場合の原因と対策方法についてご紹介します。
シャワーの水圧が弱い原因とは?
水圧が弱い要因として考えられるのは、3つあります。
●フィルター目詰まり
●止水栓が閉まり過ぎている
●給油器の故障や容量不足
これらの原因を一つ一つ探ることで、対処できるのか判断できます。
フィルター目詰まり
シャワーヘッドとホースの間に、ストーレーナと言われるフィルターがあります。
機能として、外から運ばれてきたゴミやほこりなどを除去してくれます。
しかし、フィルターですので長年使えばゴミや錆びが蓄積してつまります。
キッチンの換気扇や洗面台のキャッチと、同じような仕組みです。
フィルターが詰まってしまうと、水が出にくくなる現象がおきます。
この場合は、フィルターのみ交換しましょう。
ただし、ヘッドまでゴミや錆びが詰まっている場合もありますので、シャワーヘッドを必ず外して点検することをおすすめします。
自分でできなければ業者に頼みましょう。
止水栓が閉まり過ぎている
これは洗濯機と同じです。
元の止水栓が閉まり過ぎていると、洗濯機は水の量が足りていないことや排出量が足りないとエラーで知らせてくれますよね。
シャワーも同様、水量が足りなければ出る水の量は少なく圧も弱くなります。
ただし、洗濯機のようにアラートは鳴らないので自分でチェックや調整が必要です。
そのため、栓を調整して水量をコントロールしましょう。
給油器の故障や容量不足
給油器の故障が原因で水の供給ができず、出る圧が弱かったり強かったりすれば水量にばらつきが現れる場合もあります。
また、使うお湯の量が作られるお湯の量に対して追いついていないことで水圧が弱い現象も起きます。
少しでも違和感がある場合や、気になるのであれば専門家に調査を依頼しましょう。
賃貸物件に住んでいる方は、管理会社や大家さんに相談するといいでしょう。
シャワーの水圧が弱いときの対策方法とは?
対策方法として3つ挙げられます。
●シャワーヘッド掃除または交換する。
●止水栓を調整する。
●給油器を交換する。
これらは自分で対応できる場合と出来ない場合がありますので、難しいと感じた場合は業者に頼みましょう。
シャワーヘッド掃除または交換する
シャワーヘッドやフィルター詰まりは、お手入れすることで解消ができる場合があります。
入居時に渡された説明書の一式のなかに、シャワーヘッドの説明書があると思います。
それに従い、シャワーヘッドを取り外し、掃除用ブラシや古い歯ブラシなどを使用して掃除しましょう。
汚れが酷い場合は、新品に交換してもいいかもしれません。
止水栓を調整する
止水栓を調整するには、どこにあるのか探さなければなりません。
取扱説明書が必ずあると思いますので、締まっている栓を緩めましょう。
開閉時には、大きめのマイナスドライバーが必要になります。
マイナスドライバーは変換式ではなく、一体化しているものが使いやすく作業がしやすくなります。
給油器を交換する
給油器容量が不足している、または故障している場合は交換が必要になります。
ただし、賃貸物件の場合は大家さんまたは管理会社の許可または、依頼が必要になりますので必ず相談してからしましょう。