今回は、賃貸物件の設備のひとつである床下収納についてのお話です。
近年は賃貸物件でも床下収納設備がついているものが増えてきていますが、床下収納設備がある賃貸物件を選ぶことにはどんなメリットやデメリット・注意点があるのでしょうか?
収納も重視して賃貸物件を選びたい方はぜひ参考にしてみてください。
床下収納設備がある賃貸物件を選ぶことで得られるメリットとは?
床下収納設備のおもなメリットとして挙げられるのは、以下の2点です。
●居住スペースを圧迫することのない収納スペースが得られる
●収納スペースそのものが目立たない
ちなみに床下収納設備には、おもに以下の2種類があります。
●蓋が外れる「もっともオーソドックス」
●扉タイプ「蓋を置く場所がいらない」
さらに、収納ボックスは固定型とスライド型の2種類に分かれます。
スライド型は収納ボックス自体がスライドして、1つの扉で複数の収納スペースを確保できるので固定型よりも大容量ですが、これを採用している賃貸物件は少ないかもしれません。
また、どんな種類の床下収納設備であれ「何を入れるか」を考えることは大切です。
床下収納設備に入れるのに適しているものとしては、おもに以下のようなものが挙げられます。
●缶詰やレトルト食品など長期保存できる食品
●ペットボトル飲料
●日用品
●使用頻度の少ない調理器具
●使用頻度の少ない雑貨
賃貸物件の床下収納設備に関するおもな注意点やデメリットとは?
居住空間を圧迫することなく収納スペースを得られる床下収納設備はメリットが大きい設備ではありますが、以下のような注意点やデメリットもあります。
●床下収納設備の蓋(扉)と床にはわずかな段差ができるため段差にひっかかってつまずくリスクがある
●他の収納設備と比べて物を取り出しにくい、とくに底のほうに置いたものは取り出しに苦労する
●湿気の影響を受けるリスクが高い
上記のデメリットや注意点の中でも「物の取り出しにくさ」「湿気の影響」を考慮すると、床下収納設備に適さないものを入れるべきではありません。
床下収納設備に適さないものとしてはおもに以下のようなものが挙げられます。
●取り出しに苦労するほど重量のあるもの
●頻繁に使うもの
●長期保存ができない食品など
●湿気に弱いもの